カテゴリー「車両(HO)」の12件の記事

2020年7月20日 (月)

今月の「鉄道模型趣味」誌

 8月号のTMS誌が私の手元にあります。前にもこのブログで述べましたが私のところでは通常TMS誌は毎月23日以降に店頭に並び、私はその翌日あたりに本屋さんに行って買ってきています。今日はまだ20日だというのに、いや実を言えば一昨日(18日)既に私はこの雑誌を手に入れているのです。どうして? 
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 これは機芸出版社さんから私の手元に送られてきたのです。私の作品、C57が幸運にも8月号に掲載されたからです。作品の内容それ自体をここで申し述べることはなにもありません、あえて言えば、秀作が居並ぶTMS誌上にあって、そのレベルを落としてはいやしないかと危惧していること・・・、くらいでしょう。

 ただ、このモデルを手掛けた意図についてはここで勝手ながら補足させていただきたいと思います。記事の中で私は「北海道型」とは異なる「北海道のC57」と言っていますが、これはいままで諸先輩が発表されてきた北海道型モデルの秀作を、「アレは間違っている」などと言おうとしているのではなく、そういうのとは違う姿のものもかつて北海道を走っていましたヨ、と言いたかったのです。
 そもそも私は、北海道のC57の最大の特徴は密閉キャブと冬季間のスノープラウにあったと思っています。この二つが雪と寒さへの対策を最も端的に表していて、外観的にもわかりやすいものでしょう。北海道に移入されたC57はその後さらにいろいろな工夫が施されて寒冷地対策が充実していき、その最後の形が現在鉄道博物館に保存されているC57135号機やその他に保存されている北海道由来のC57ということになります。従ってそれらが「北海道型C57」と呼ばれるのにふさわしい姿と言えると思います。しかし、一方ではそれらは北海道に渡って来た30数輌のC57のうちのほんの一握り、しかも最晩年の3年間程度の姿であったという事実もあります。

 私は大学を卒業するまでは飛行機に乗ったことはなく、移動手段の95%以上は鉄道でした。また、デイーゼル特急はすでに道内に導入されていましたが学生の身分ではとてもそんなものに乗るわけにはいかず、ほとんどが蒸機牽引列車での旅、しかも長距離移動の多かった旅のほとんどがC57のお世話になっていました。
 個人的なことになりますが、そのように思い入れのある機関車の姿を曲がりなりにも自分で組み立て表現することができ、そしてそれが皆様のお目に触れられる機会を頂いたということは幸甚の至りであります。

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 蒸機華やかなりし頃に北海道で活躍し、多くの人々を運び、長きにわたってシゴナナとして親しまれたC57、最も輝いていた時代の「北海道のC57」です。

 



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2020年4月 2日 (木)

協三Bタンク機のリニューアル 4

 前にもやっているのですが、改めてTTスケールの他の車両とサイズ比較を行って見ます。 

 二軸有蓋車としてはやや大柄なワム90000と右は小柄なワ22000です。
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 その中間のワフ29500とほぼ同じくらいのサイズでしょうか。
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 TT用にサイズを少し小さくしたアルモデルのHOナローCタンク機(当ブログ 2019 6 19)との比較。やはり、HOナローそのままの当機(右側)はBタンクとしては大柄です。以前はこのサイズでもTTとして許容範囲ギリギリかと思っていましたが、その後同じメーカーのCタンク、DタンクなどをTT用に改造してみますと、一番小さくても良いはずのBタンク機がほかのタンク機より大きいということには個人的に少し違和感がでてきました。   (この項終り)





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2020年3月31日 (火)

協三Bタンク機のリニューアル 3

 今日で3月が終わります。言うまでもないですが、コロナに翻弄されたひと月でした。今から、ほぼ1か月前の2月28日に北海道では緊急事態が宣言されましたが、全国的に見れば当地だけが突出しているといった状態でした。おそらく、本州以南では、クルーズ船関係者以外は対岸の火事のように感じる人が少なくなかったかもしれませんが、1か月後の現在は大変な違い。多くの人が恐ろしいことになるかもしれないという恐怖感を持ち始めているのではないでしょうか。
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 協三Bタンクは組み立てなおして走行テストを行います。
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 この写真を見ていて思い出しました。公式側の砂撒菅元栓が曲がっているのです。これは地震によるものではなく、以前の工作ミスです。塗装前に直しておかなければ・・・。

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 もう一度各部をバラバラにして塗装します。塗装は前処理も塗料も以前当ブログに載せたのとまったく同じ方法。違いは、プライマーに最近多用しているミッチャクロンを使ったこと、そして仕上げとして煙突頂部とサンドドームの蓋に金色で色差ししたことです。
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2020年3月28日 (土)

協三Bタンク機のリニューアル 2

 下回り以外は少し手を加えたほうが良さそうなのでシンナーに漬けて塗装を全部落とします。

 そしてダイキャストのボデイーは煙突を垂直に直します。
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 キャブの屋根は50φ程度の厚いガラス瓶の上で木槌で丹念に叩いて凹みを失くしました。
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 直ったところでもう一度キャブにかぶせます。そして、キャブ前後妻板の突起を屋根の小穴に入れて半田付けした後、やすりを掛けて平らにし、さらにキサゲで仕上げました。
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 とれていたフロントデッキの手すりも半田で付け直して上回りは一応修復されました。
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2020年3月25日 (水)

協三Bタンク機のリニューアル 1

 東京オリンピックはついに延期決定とか。もうずっと以前からわかっていたのではないかという気がします。私には関係のない世界ではありますが、当事者の方たちはこれから大変でしょうね。 
 
 それはともかくとして、前回のワ22000は何の変哲もない2軸有蓋車、と思って、多少気軽に取り組んだのですが、意外にも苦戦し、結果は全く思い通りにはいかなくて、やや意気消沈気味です。しかし、「模型工作に易しいものはないさ!」と気を取り直して新しいテーマに取り組みます。

 以前も報告した通り2018年の道央南部を震源とする胆振東部地震では我が家も震度5弱の揺れに遭い、建物の被害はほとんどなかったのですが、私の鉄道は少なからぬ被害を被りました。その中の一つ、協三Bタンク機(2017に当ブログで製作記を紹介)もかなりのダメージを受け、以降わが鉄道では休車扱いとなっていました。今回はそのリニューアルにトライします。

 ダメージは全壊というほどではないのですが、かなりひどく、走行などはウンともスンとも言ってくれません。部分修復などというわけにはいきそうもないので、まず全体を分解して各部をあたってみることにします。

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 まずボイラー。これは煙突が後方へ傾いています。
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 さらに被害の大きかったのはキャブで屋根の稜がへこんで塗装がはがれかけています。
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 そして一番気がかりだったのは下回り。全く動かない状態です。アルモデルのこのシリーズは下回りが完成状態でキットに入っている、いわばブラックボックスのようなもので、ここをいじらなければならない・・、となると気が重いというよりも、直せる可能性は低いか・・、などと弱気になってしまいます。

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 いじる前に全体を良く眺めてみます。すると、公式側のメインロッドが内側に曲がってスライドバーと接触していることがわかりました。ここを慎重に真っすぐに直してやると、何とすぐにスムーズに回りだしました。まるで何事もなかったように。線路に乗せても全く問題なく走ります。あ~、良かった・・・。これでリニューアルも上回りだけで済みそう! とすっかり気が軽くなりました。




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2019年11月24日 (日)

「鉄道模型趣味」誌

 今月号のTMS誌に恒例のコンペテイションの発表がありました。TMS誌は東京では毎月20日に発売されるようですが、北海道、例えば札幌では23日くらいに遅れて発売されます。そしてさらに田舎に住んでいる私はそのあと毎月24,5日頃に札幌まで出かけて行って買ってきます。今月号も今日ようやく入手したのです。
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 個人的なことで大変恐縮なのですが、実は今年はそのコンペに私も応募していまして、なんとか準佳作を頂くことができました。私にとっては身に余る光栄であるとともに、内心望外のものであったことは事実です。いや、ここで個人的な喜びや、まして自慢などをしようとするのではありません。私はいつもTMSのコンペから学ばせてもらっています。特に今年はその講評で「準佳作クラスが精彩を欠く」ということでした。準佳作クラスは今回もこれまでTMS誌に名作を発表されている名だたる方たち(もちろん私を除きます)が受賞されていましたが、それらの方たちにこの講評が当てはまるとはとうてい考えられず、私が全体のレベルを相当落しめているかと思われます。そして、講評はそのあと次のように続きます。「蒸気機関車の場合水平垂直が狂っているものが少なからず見受けられ・・、各工程で定盤を用いて検証を重ねていくことが大切・・」。これはまさしく今の私の工作へのズバリの提言と受け止められます。以前からその重要性に気ずいていた定盤もブロック類も持っていない身としては、まさに的を射た言葉を突き付けられたようでした。しかし、私がこの齢になってもまだコンペ応募などという無謀なことをしているのはこういう適切な批評を忌憚なく頂けるまたとない機会だと信じているからです。

 定年を機会に始めたこの趣味で、私が若い人のように格段の進歩をすることは望めないでしょうし、自身そんなことは考えてもいません。しかし、都会的な趣味である鉄道模型を北海道の片田舎でやっていて、しかもメインフィールドは日本型TTなどというマイナーな分野で、近くに仲間もいない、となれば私にとってTMSのコンペは自分の状況を客観的に知らしめてもらえる唯一、無二の機会であり、ある意味師匠でもあります。個人的な模型製作という閉じこもった世界から広い世界に導いてくれる扉のようなものです。今まで買おうと思いつつなかなか踏ん切りがつかなかった器具類の購入もこういう言葉が私の重い腰を持ち上げてくれます。これからもできるならば私を教育してくれる場としてこういったコンペには参加させていただきたく思っている次第です。

 さて、コンペ参加の拙作は、このブログではまだとりあげたことはないのですが、写真だけを見ていただきましょう。
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 私にとっては少なからぬ思い入れのある機関車で、TTをやっているなどと言いながら今回はHO(16番)ですが、説明しだすと延々と長くなりそうなので詳しいことはまたの機会にゆっくりということで、失礼いたします。






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2017年12月30日 (土)

ナロー(1/87)のBタンクをTTのレイアウトで 6

  このBタンク機は我が「国鉄道東本線」に久々に投入されるSLなので試運転に付き合ってみることにします。

 二軸貨車数量を牽かせて幌内駅を出発。時計回りのコースを取って市街地を抜けると右手に農場が見えてきます。オモチャみたいな光景と言われそうですが北海道には以前よくあった景色です。

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 農場の先に広がる丘の放牧地を横切ります。

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放牧地を抜け、ポロナイ山の下をくぐるトンネルを抜けると、湿地帯に入り、沼のほとりなどを走ります。

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沼を越えたところにある杜満別駅を通過してもう一度トンネルをくぐると線路は2.5%の勾配でポロナイ山の裾を曲がりくねりながら登ります。このあたり、タンク機を走らせるといかにも森林鉄道風(ナロー風?)になりますが、士幌線や旧狩勝線は国鉄線でありながらこのような景観を呈していました。

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勾配を登りきるとこの路線のハイライトとも言えるコンクリートアーチ橋が現れます。

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 この橋を渡って大きなカーブを回り終えると幌内駅に帰着します。

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貨車を切り離し、幌内駅構内の扇形庫に収まるところです。

 手前C62や奥のD51といった大型機に挟まれるともちろん小さいのですが・・。やはりナロー機はキャブとその窓がずいぶん大きい印象になります。これにさえ目をつぶればこの1/87のロコは1/120の国鉄路線を走らせてもそれほどおかしくはなさそうです。

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2017年12月28日 (木)

ナロー(1/87)のBタンクをTTのレイアウトで 5

1/120と称する自由形 Bタンク機が出来上がりました。横幅は約18mmなので1/120のタンク機としてはそれほどおかしくありません。高さも図面上では国鉄の小型車両よりはやや低いはずですが実際に比べて見るとどうでしょう?

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 キャブ屋根の高さは国鉄の代表的な有蓋貨車であるワム90000(アルモデルキット組立)よりわずかに低いようです。

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 旧型客車(tt9プロジェクトキット組立)と比べると屋根は明らかに低い。1/120Bタンクではかなり大柄な方ではありますが許容サイズにギリギリ入るかもしれません。私の鉄道で23両の貨車を牽かせたり、ヤードでの入れ替え作業に従事してもらおうと、とりあえず使ってみることにしました。

なお、我が鉄道の車両としてはあまりにも大きな動輪のフランジは少し削りましたが、それでもポイント通過時にはヨロヨロします。

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2017年12月25日 (月)

ナロー(1/87)のBタンクをTTのレイアウトで 4

 このBタンクは私の運転台で走行させる目的で製作したものなので塗装して他車と連結できるようにしなければなりません。塗装はクレンザーで清掃してプライマー(アサヒペン:メタルプライマー)処理し、タミヤTS-6(マットブラック)を缶吹きしました。以前は車両の塗装にエアブラシを使用していたこともありましたが、最近はほとんど缶スプレーに頼り、エアブラシはもっぱらウェザリングに使っています。

 

なお、キャブ内側面とサイドタンクの中にはできる限りのウェイトを詰めています。積むだけならばもっともっと積めるのですが車両のバランス(重心)を考慮すると123gが精一杯です。

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 塗装後組み立てたところです。

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 左側面(公式側)の砂撒き管の曲がりが気になりますが、もう塗装をしてしまっているのでこのままにします。もっと慎重にチェックしておくべきでした・・。ナンバープレートを付け、カプラーはマイクロトレインズの2001ショートタイプです。なお、いかにもナロー的なスチームドーム上の安全弁はサンドドーム後ろに移しました。ただし、キットに入っていたものはダイキャスト製なので真鍮製のNゲージテンダー蒸機用の安全弁を使いました。サイズ的にはちょうど良いかと思います。また、これもナローらしく見える、長く伸びたキャブ屋根後端は少し切り落としてあります。これらでずいぶん雰囲気が変わりました。

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2017年12月22日 (金)

ナロー(1/87)のBタンクをTTのレイアウトで 3

ついでボイラーまわりを少しいじります。まずサンドドームの砂撒き管を作り、これをドーム下に接着します。このようにリング状にする手法はこの道の大家の方のブログ(http://kotenki.cocolog-nifty.com/)から借用させていただきました。

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 さらに、キャブドア脇にφ0.3真鍮線で手すりを付けます。手すりはキットには入っていませんが、エッチングで下穴が開けてあるのでそれを利用します。そしてボイラーと下回りを組み付けます。

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 このままではキャブ下が殺風景なのでブレーキ関係機器を装着します。

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 これはプラスチックを主体にお手軽にまとめ、接着剤でキャブ下フレームに取り付けました。不器用な私はここまでに23時間どころか3日ほどかかってしまいました。

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