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2020年7月16日 (木)

道東の海岸 3

 更に東へと足を延ばします。日本最東端が近づいてくると、咲く花もそれ相応に変わってきます。
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 チシマフウロ(フウロソウ科) 北海道でも高山や道東、それもかなり根室に近い海岸に見られます。

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 同じ場所にほぼ並んでエゾフウロ(フウロソウ科)も咲いていました。こちらはおそらく道南を除くほぼ全道一円に咲いているでしょう。単独で見るとこれら両者はお互い似ているようで見分けが難しいですが、こうやって並べると違いは明らか。まず花の色、チシマフウロのほうはやや濃い空色、一方エゾフウロは紫がかったピンクです。また、葉はチシマの方は先端が尖っていますが、エゾは円くなっています。このような近縁種が同じ場所に咲いていて、お互い交配してしまわないのでしょうかね?

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 比較写真のエゾフウロの花がみすぼらしかったので、もっと美しい写真をご覧にいれます。

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 これはシオガマギク(ハマウツボ科)。この花は変異が大きくいろいろな形状のものがあると花の本には書いてありますが、このあたりのものは草丈もあまり大きくなく、野草としては魅力的な花のように見受けられます。

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 そして同じハマウツボ科のネムロシオガマ。これはもう全くの希少種。このあたりと礼文島にのみ咲いているそうです。この株はまだやや若いというか開花した花はまだわずかで上の方はほとんど蕾状態です。
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少し離れた場所で見つけたのは、このように3つ並んで咲いていたのですが、左側はややピークが過ぎたもの、真ん中はほぼ満開状態、そして右はまだ蕾状態、と花の開花時期が少しずつずれて咲いていました。

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 最後に、前にお見せしたトウゲブキ(キク科)。陽が低くなり、気温が下がって霧が沸いてきた海岸の崖の斜面です。こういうふうに夏でも寒い条件のもと、通常は高山でしか咲かない花、いわゆる高山植物がこのへんの低地でも咲くのでしょう。





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