« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »

2020年7月

2020年7月29日 (水)

tt9プロジェクトC61キットの組立 29

 ボイラーに取り掛かると、おなじみのものがいろいろ出てきます。下の写真はコンプレッサー。国鉄近代型蒸機ではどの機種にあってもボイラーと下回りの境目付近にドッシリと構えて、よく目立つ部品ですね。
97dscf9717_20200729071801
 
 このキットのコンプレッサーに関してはボイラーにあらかじめ取付穴が開けられておりますが、取付台というものは特には無く、直接その穴に半田付けすることになっています。しかし、付けてみると第3動輪のロッドピンと干渉します。これはよくあることなので素直にコンプレッサー裏側を少し削りました。
98dscf9720_20200729072001
 
 そうやって付けようとしてみますが位置が高すぎるのかランボードの山型の中にうまく収まりません。
96dscf9714_20200729072101
 コンプレッサーをランボードの下に収めようとして穴を下の方にずらしていくとボイラーのカーブに沿ってコンプレッサーの位置が段々内側になっていき、再びロッドピンと干渉するようになってしまいます。仕方がないのでコンプレッサー上部の吊り輪を削り取って高さを低くしました。また、ランボードの位置自体が少し低いようなので、取り付けの穴を上側に広げました。
99dscf9732_20200729072401
 一応こんな感じになりましたが、ボイラーにはランボード付近の配管をもう少ししなければならないのでこのランボードを本格的に固定するのはもう少し後になります。




| | コメント (0)

2020年7月26日 (日)

tt9プロジェクトC61キットの組立 28

 続いてボイラー上に発電機を取付けます。これにはヘッドライトなどに電気を送る主発電機(写真左)とATS用の発電機(右 まだ湯口が付いています)があります。国鉄車両のATS装置は昭和30年台後半に付けられたと聞いていますので1947年、すなわち昭和22年に誕生したC61の場合はその生涯の半分近くをATS装置を付けて活躍したでしょうから、モデルでもATS発電機は付けたほうがよろしいと思われます。
91dscf9699

92dscf9708
 まず主発電機の方から。キャブからの入力蒸気管を取り付け、そしてサイレンサーの付いた蒸気排気管はキャブ屋根上に回し、さらに火室の下のほうへ向かう細い拝水管を0.2φで作ります。これらの線材を取り付ける孔は発電機を取り付ける前に開けておきました。なお、サイレンサーの部分の排気管の長さ(高さ方向)が少し足りないので、この部分は斜めにして長さを稼ぎました。また、今回は両発電機からの電線管は省略することにしました。

93dscf9710 
 同じようにATS発電機を取り付け、それにも入力蒸気管とサイレンサー付きの排気管、下へ向かう排水管を付けました。このあたりのところは取説には詳しく扱われていないので自分で考えてパイピングしなければなりません。




| | コメント (0)

2020年7月24日 (金)

tt9プロジェクトC61キットの組立 27

 そろそろキャブをボイラーに本格的に固定したいのですが、その前に煙室扉と扉枠を仕上げておきます。ここは基本的にキットに用意されたものを取り付けるだけですからそれほど難しい加工ではないのですが、蒸機の顔にあたる部分ですから、工作は丁寧にやる必要があります。といっても、私の工作はいつも思い通りには行かなくて・・・。
90dscf9684

 なお、扉の後ろは閂(カンヌキ)になっていてハンドルの回転で開閉できる仕組みになっていますが、私の場合、ハンドルを回してロックしても完全には戸が閉まらず、少し隙間が空いてしまっています。ここ(ハンドルの柄の長さの調整)は相当きっちりと工作しなければならなかったようです。
 まがりなりにも煙室正面が形になったのでキャブの取り付けにかかります。キャブ取り付けの際に、煙室正面が先にできていればキャブを正確に組み付けるときに何らかの目印にもなるだろうと考えたからです。
 

 キャブをボイラーにきっちりと嵌め合わせてはんだを流すだけのことですが、改めて言うまでもなく、これが大変慎重を要する作業です。
90adscf9686 

90bdscf9689 

90cdscf9696

90ddscf9692

 正面、横、平面の3つの向き、それも前と後側の両方、合計6方向から水平、垂直をよく調べてから本付けしなければなりません。

 

 

| | コメント (0)

2020年7月22日 (水)

tt9プロジェクトC61キットの組立 26

 しばらく離れていたC61の製作に戻ります。これまでのボイラー工作で下の写真のような状態にまでなっています。なお、今回、ボイラーステップの周辺、つまり、裏側からの半田付け操作が難しいところはすべて表から半田を流し、その後キサゲで半田を落とすようにしました。一見手間がかかるようですが、無理をして裏から半田付けし、曲がってしまって、何度もやり直してもうまく付かず、最後には諦めて表から半田を盛る、などというくらいなら、潔く最初からキサゲ覚悟で工作した方が良さそうと判断しました。ただ、TTの場合はなにせ小さいので先に付けたパーツが干渉したりするのでキサゲが易しくないところも出てきます。
88dscf9665

 ボイラーの下準備ができたところで途中までになっていた作用管を付けました。これはあらかじめボイラーに開けておいた穴に0.3φの受けを付けるだけですからそれほど問題なくできます。
88dscf9668

 これでようやく懸案の空気作用管が我がC61に付きました。




| | コメント (0)

2020年7月20日 (月)

今月の「鉄道模型趣味」誌

 8月号のTMS誌が私の手元にあります。前にもこのブログで述べましたが私のところでは通常TMS誌は毎月23日以降に店頭に並び、私はその翌日あたりに本屋さんに行って買ってきています。今日はまだ20日だというのに、いや実を言えば一昨日(18日)既に私はこの雑誌を手に入れているのです。どうして? 
Dscf2163
 これは機芸出版社さんから私の手元に送られてきたのです。私の作品、C57が幸運にも8月号に掲載されたからです。作品の内容それ自体をここで申し述べることはなにもありません、あえて言えば、秀作が居並ぶTMS誌上にあって、そのレベルを落としてはいやしないかと危惧していること・・・、くらいでしょう。

 ただ、このモデルを手掛けた意図についてはここで勝手ながら補足させていただきたいと思います。記事の中で私は「北海道型」とは異なる「北海道のC57」と言っていますが、これはいままで諸先輩が発表されてきた北海道型モデルの秀作を、「アレは間違っている」などと言おうとしているのではなく、そういうのとは違う姿のものもかつて北海道を走っていましたヨ、と言いたかったのです。
 そもそも私は、北海道のC57の最大の特徴は密閉キャブと冬季間のスノープラウにあったと思っています。この二つが雪と寒さへの対策を最も端的に表していて、外観的にもわかりやすいものでしょう。北海道に移入されたC57はその後さらにいろいろな工夫が施されて寒冷地対策が充実していき、その最後の形が現在鉄道博物館に保存されているC57135号機やその他に保存されている北海道由来のC57ということになります。従ってそれらが「北海道型C57」と呼ばれるのにふさわしい姿と言えると思います。しかし、一方ではそれらは北海道に渡って来た30数輌のC57のうちのほんの一握り、しかも最晩年の3年間程度の姿であったという事実もあります。

 私は大学を卒業するまでは飛行機に乗ったことはなく、移動手段の95%以上は鉄道でした。また、デイーゼル特急はすでに道内に導入されていましたが学生の身分ではとてもそんなものに乗るわけにはいかず、ほとんどが蒸機牽引列車での旅、しかも長距離移動の多かった旅のほとんどがC57のお世話になっていました。
 個人的なことになりますが、そのように思い入れのある機関車の姿を曲がりなりにも自分で組み立て表現することができ、そしてそれが皆様のお目に触れられる機会を頂いたということは幸甚の至りであります。

Dscf7127-2b
 蒸機華やかなりし頃に北海道で活躍し、多くの人々を運び、長きにわたってシゴナナとして親しまれたC57、最も輝いていた時代の「北海道のC57」です。

 



| | コメント (0)

2020年7月18日 (土)

夏の花

 道東の旅を終えて帰ってきましたが、私の住んでいるあたり、すなわち道央には見るべき野草はないかというと、もちろんそんなことはありません。今は少し盛りを過ぎていますが、郊外に出ると夏の花々が咲き誇ります。
Dscf1781
 道東の湿原でも見てきたノハナショウブ(アヤメ科*)。こちらでも田舎道の脇などでよく見られます。もともと石狩地方は北海道で最大の湿原地帯でした。その大半を明治以降に入ってきた日本人が開拓して稲田にしたわけですが、昨今、放棄された田んぼでは自然にこの花が咲き始めることがあるそうです。そんな中、遺棄水田のこういった在来の花を積極的に保護して、元の原野の状態を一部でも再現しようという取り組みも始めてられているようです。

Dscf1784
 ヤナギラン(アカバナ科)。これも道路の脇で見られます。蘭とは縁もゆかりもない花ですが、名前にランを冠されただけあって、大変美しい花です。これと似たような花(咲く時期も場所も)にミソハギがありますが、美しさではこちらが断然勝ります。いちど山野でこの花を見て覚えると忘れ難くなります。

Dscf1807
 エゾクガイソウ(オオバコ科)。草丈2m以上にもなる大型植物ですが、花は大変美しいと思います。これも、野草としては印象に残る花でしょう。

Dscf1812
 ホザキシモツケ(バラ科)。この花は原野に咲きます。特に私の住む所より南の地域、苫小牧近くの原野に群生して生え、この時期美しく花を咲かせます。
 こういった夏の花が終わると、いよいよ秋の花の季節となるわけです。ただ、北海道では秋には野山がキク科外来種の天下になってしまうので、野草好きの私としては多少残念な気が致します。そのかわり秋は花よりもむしろ紅葉を楽しむ季節と思うようにしています。


 * 7/12のブログでアヤメ、カキツバタ、ノハナショウブをユリ科としましたがこれらはすべてアヤメ科の間違いです。以前にも同じ間違いを犯したような気がします。大変失礼致しました。また、エゾカンゾウは以前はユリ科で間違いなかったのですが、最近の分類ではススキノキ科となっています。




| | コメント (0)

2020年7月16日 (木)

道東の海岸 3

 更に東へと足を延ばします。日本最東端が近づいてくると、咲く花もそれ相応に変わってきます。
21dscf1738
 チシマフウロ(フウロソウ科) 北海道でも高山や道東、それもかなり根室に近い海岸に見られます。

22dscf1718
 同じ場所にほぼ並んでエゾフウロ(フウロソウ科)も咲いていました。こちらはおそらく道南を除くほぼ全道一円に咲いているでしょう。単独で見るとこれら両者はお互い似ているようで見分けが難しいですが、こうやって並べると違いは明らか。まず花の色、チシマフウロのほうはやや濃い空色、一方エゾフウロは紫がかったピンクです。また、葉はチシマの方は先端が尖っていますが、エゾは円くなっています。このような近縁種が同じ場所に咲いていて、お互い交配してしまわないのでしょうかね?

23dscf1528
 比較写真のエゾフウロの花がみすぼらしかったので、もっと美しい写真をご覧にいれます。

24dscf1536
 これはシオガマギク(ハマウツボ科)。この花は変異が大きくいろいろな形状のものがあると花の本には書いてありますが、このあたりのものは草丈もあまり大きくなく、野草としては魅力的な花のように見受けられます。

24dscf1658
 そして同じハマウツボ科のネムロシオガマ。これはもう全くの希少種。このあたりと礼文島にのみ咲いているそうです。この株はまだやや若いというか開花した花はまだわずかで上の方はほとんど蕾状態です。
25dscf1754
少し離れた場所で見つけたのは、このように3つ並んで咲いていたのですが、左側はややピークが過ぎたもの、真ん中はほぼ満開状態、そして右はまだ蕾状態、と花の開花時期が少しずつずれて咲いていました。

26dscf1546
 最後に、前にお見せしたトウゲブキ(キク科)。陽が低くなり、気温が下がって霧が沸いてきた海岸の崖の斜面です。こういうふうに夏でも寒い条件のもと、通常は高山でしか咲かない花、いわゆる高山植物がこのへんの低地でも咲くのでしょう。





| | コメント (0)

2020年7月14日 (火)

道東の海岸 2

 次に岬の方へ行ってみます。海の近くでは今やハマナス(バラ科)の最盛期。英語名ではご存じ、ジャパニーズ・ローズです。私の住む道央では今はもう最盛期を過ぎていますが、こちらではまだまだ十分に見ごたえがあります。
10dscf1574

 そして地面の近くに目を移すと、これはキリンソウ(ベンケイソウ科)、・・だと思います。
11dscf1520

 海岸の斜面には
13dscf1557
   トウゲブキ(キク科)、こちらは夏の終わりころまで見られる花です。

16dscf1639 
 同じく海岸の急斜面にもエゾカンゾウが咲き乱れます。

17dscf1646
   ヤマブキショウマ(バラ科)。

18dscf1641
そしてオオカサモチ(セリ科)、と思いますが、セリ科のこの種の花は種類が多くてとても正確に言い当てる自信はありません。



 

| | コメント (0)

2020年7月12日 (日)

道東の海岸 1

  今は7月!! 日本は梅雨前線に埋もれて各地で大被害、深く哀悼の意を表します。しかし、ここ北海道は花の季節、各地の被害者の方には申し訳ないのですが、自然を満喫する季節の訪れなのです。

 北海道は梅雨が無いので、昔からこの季節、「花の北海道」などと旅行会社のキャンペーンなどにも謳われてきましたが、当初は、この「花」とは道北やオホーツク沿岸の原生花園に咲く野生の花を指していたのではないかと思われます。ラベンダーなどを人工的に栽培して大々的な観光施設を作り、「花の北海道」として売り出し始めたのは最近、といっても前世紀の終わりころからではないでしょうか。もちろん、地域振興のためにそういったことは必要ですし、意味がないなどとは言わないのですが、私はもう少し多くの日本の人々が、内地の方では今や失われてしまった野に咲く花々を見てみる機会をここ北海道で持ってもらいたいと思っています、せっかくはるばる遠くからやって来るのですから。
 私は毎年春から夏にかけて、道北、十勝、釧路/根室のどこかに必ず旅行をしていたのですが、ここ数年、国内の旅行ブームにインバウンドが重なって、6月後半以降は北海道の地方都市でも宿泊の予約が難しくなり、宿泊を伴う旅行は6月前半までで打ち切りという状態が続いていました。
 それが今年は、こう言ってはまことに不謹慎ですが、コロナのおかげで7月の宿泊予約が思いがけなく取れ、先日2泊3日の道東の旅を無事終えて帰ってきたところです。天気もまあまあで期待通りの花の旅行を楽しむことができました。

 今日はその旅行中に撮った写真(花ばかりですが)をご紹介させていただこうと思います。ほとんどが、釧路から根室にかけての海岸をドライブ中に撮ったものですが、よく知られている名所以外はあえて場所の詳細を述べるのは控えます。

 運転途中の道路際にはいろいろな花が見られますが、その中から
0dscf1699
  エゾスカシユリ(ユリ科)
 エゾ○○○という名前ですからもともと内地にある花なのでしょう。花びらの根元が細くなっていて上から見ると葉の方まで透けて見えることからついた名だそうです。

 目的地の一つ、霧多布湿原に着くと、今はエゾカンゾウ(ユリ科)の真っ盛り。この花は日本全国(南限は?ですが)いたるところでまだ元気なようで、有名なニッコウキスゲもこの仲間と言われています。ここでエゾカンゾウの群落を見るのは久しぶりです。エゾシカの食害などで以前よりは衰えが見えるとのことですが、この花を見ると、いよいよ夏か~、という気にさせられます。
1dscf1589
 霧多布湿原は高層湿原としては道内でもサロベツ湿原に次ぐ2番目の広さ、面積は3,200ヘクタールとのことです。道内で2番ということは、イコールわが国で2番目ということになります。高層湿原なので花の種類が豊富で、いつ訪れてもなにがしかの花を見ることができますが、やはり今の季節が、花の種類、量ともに一番でしょう。
2dscf1607
   アヤメ(ユリ科)  エゾカンゾウより一足先に咲く花ですが、まだまだこの湿原で咲き残っています。そして、
3dscf1625
   カキツバタ(ユリ科)

4dscf1581
   ノハナショウブ(ユリ科) ・・・とユリ科の花のオンパレード。そのなかにあってこれは、
5dscf1601
   フタマタイチゲ(キンポウゲ科) イチゲの仲間としては草丈が大きく、やや野性味のある植物ですが、花は美しいです。 




| | コメント (0)

2020年7月10日 (金)

tt9プロジェクトC61キットの組立 25

 続いて、ボイラーステップを取り付けます。ボイラー頂上の足場の前部には0.25φリン青銅線で手すりを付けました。
86dscf9663

 次にドームに付ける砂撒管です。ここは細い元栓と管が接続していてその接合部の根元からすぐに曲げが始まるので決してやさしい工作ではなかったのですが、このキットの場合、元栓と管が一体となっていて、大変作りやすくなっています。このようになっていると砂撒管の曲がりの格好だけに気を付ければよいので、以前に比べ楽に工作できます。
86dscf9653

 元栓と一体の砂撒管をとりあえずドームに取り付けました。
87dscf9657

 元栓と管が一体となっているので、取り付けの際に管の垂直にさえ気を付ければ元栓の位置は自然に決まります。すなわち、変にバラバラに曲がって付いたりするのを防ぐことができ、これも一体化にしたメリットになります。まさに一石二鳥とはこういうことでしょうか。




| | コメント (0)

2020年7月 7日 (火)

tt9プロジェクトC61キットの組立 24

 作用管の位置決めはボイラーができるだけ裸のうちにしてしまった方が易しいのですが、実際に作用管を付ける前に、その下になる配管やその他先に準備しておいたほうが良いものがいくつかあります。

 まず、ボイラーの前から後にかけて走っているハンドレール、その受け、いわゆるハンドレールノブです。
84dscf9642

 ロストワックス製品であるこのノブの取り付けは、普通のキットではあらかじめボイラーに空いている穴に上から(表側から)差し込むことが多いと思いますが、tt9プロジェクトのキットではそうではなくて裏側から差し込むように出来ています。そのかわりノブ径と孔の径がきっちりと合っていてパッチンと締まり、差し込んだ後ぐらぐらしたり抜けたりすることがありません。今回もそうやって取り付けましょうとノブを穴に差し込んでみると、ナント! これがすべてグラグラ、全く止まりません。孔の径が大きすぎるようです。ボイラー表側を上向きにするとみんなスルリと抜け落ちてしまいます。うーん、これは上から差し込む普通のやり方に比べるとずいぶん手間がかかってしまいそうです。なにせこういった状態では、取り付けはすべてボイラーを逆さにして最初からノブを下向きの姿勢で工作し続けなければならないのですから。内側からノブを差し込む方法はそれなりのアイデイアかもしれませんが、あくまでもそれはきっちり合う穴加工が保証されてのこと、そうでなければかえってやりにくくなってしまうように思えますが。

 そんなこんなでこの取り付けには悪戦苦闘、1日かけてようやく片側だけというありさまでしたが、何とか両側を取り付け終えました。こういう場合でも、もっと簡単に工作する方法があるのか? いや、当方に工夫が足りなかったのかもしれません。
85dscf9648



| | コメント (0)

2020年7月 4日 (土)

tt9プロジェクトC61キットの組立 23

 さて、問題の空気作用管です。一昨年、これを考えているうちに頭の中がまとまらなくなり、ついに工作を投げ出してしまったところです。今回はあまり深く追求せずに工作を進めようと思いました。が、最初に突き当たるのは、鉄道模型誌などでも工作事例の少ないTTで作用管はどのくらいの太さにすべきなのか? 少なくともこれは検討しなくてはなりません。
 TT蒸機の作用管はtt9プロジェクトからC62用が販売されていたので、今までそれを利用したことがあります。エッチング製と言われていて5本まとめて出来上がっているもので、まあ、それはそれで悪くはないのですが、少し整然とし過ぎていて作用管らしくないと言えばそう見えるかもしれません。

 私はこれまでHOの蒸機には0.25φのりん青銅線で自作の作用管を工作していましたので、0.25φで作用管を作るのならなんとか行けそうです。しかし、HOで0.25φが標準とされている時にTTでそれと同じサイズでは少し・・・? ということで、今回は0.2φのりん青銅線に挑戦してみることにしました。その代わり、自由形をいいことに、線の数は4本とし、形態はほぼ直線という、きわめて簡略なものとすることに決めました。

 0.2φの真鍮線の工作は私は難しさを感じていますが、りん青銅ならなんとかなるかなという期待を込めて。まず、方眼紙に作用管を反転した実寸図を描き、その上で作用管を1本ずつ曲げて作っていきました。
80dscf9632 

 その上から、要所要所に0.4φ真鍮線を直角に交差するように半田付けしました。これは作用管をボイラーから少し浮かせるための台になる部分で、この上、すなわち作用管を挟んで逆側に作用管受けを付けることになります。

 ひっくり返して表から見るとこのようになっています。
82dscf9635

この上にマスキングテープを貼って上から押さえつけてテープに作用管の凹みを付けてから剥がし、へこみを鉛筆でなぞってテープの上に作用管の形を描きます。それをボイラーに貼り付けてテープに印された場所に作用管受けを取り付ける孔を空けました。
83dscf9640

 このようにテープを使って作用管の位置をボイラー上に決める方法はあるブログから拝借したもので、このところ私はいつもこの方法を使わせてもらっています。





| | コメント (0)

2020年7月 2日 (木)

tt9プロジェクトC61キットの組立 22

 ボイラー上のドームはネジ留めなので今までも何回か付けたり外したりして様子を見てきましたが、ここでようやく本格的に付ける準備をします。ロストワックスでできたドームはもちろんよくできているのですが、このままでは裾の曲面がボイラーの円筒面と完全に合っているわけではないので、15φとして販売されている木製丸棒(実際に測ると14.7φくらいでC61にほぼぴったり)を見つけてきて、400番のサンドペーパーを巻き付け、その上で研磨して曲面を合わせます。
78dscf9615

79dscf9618
 もっと削ればもっとぴったりとするのでしょうがそうすると裾の一部が薄くなりすぎそうで、この写真くらいで止めておくことにします。




| | コメント (0)

« 2020年6月 | トップページ | 2020年8月 »