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2020年6月

2020年6月30日 (火)

tt9プロジェクトC61キットの組立 21

 シリンダーにはピストン尻棒を既につけていましたが、その後、検討してみると尻棒の径が0.6φでは少し細すぎるので、これは0.8φで作り直しました。根本には1.2/0.8のパイプを使いました。
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 ここでボイラーにドームをネジで仮止めして、出来上がったキャブをボイラーに付けてみます。もちろんこれもまだ仮止めの段階で、ボイラー上部に半田でチョンとつけてあるだけです。横から見て水平はよろしいようです。
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 縦、横の垂直をスコヤを当ててみて、大体良いことが分かります。少なくともキャブをもう一度組み直すほどの大きな破綻はありません。この程度のわずかな狂いは本格的固定の際の微調整で何とか修正できるでしょう。
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 私のように定盤がない場合は厚めのガラス板上でチェックすべきなのでしょうが、それも持っていない(以前は持っていたのですがわけあって廃棄してしまいました)ので、今はベークライト板(8t)を使っています。




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2020年6月27日 (土)

tt9プロジェクトC61キットの組立 20

 キャブ内の塗装や窓にガラスを付けたり、バックプレートとその周辺機器を追加するために、うしろ妻板を取り外し式とします。そこで、妻板の下方にL型の真鍮板を半田付けしてネジを切り、床板と留められるようにします。
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 妻板上部は表側を這い上がっているストーカーエンジンの排気管が屋根に突き抜けているので、それがちょうど妻板の押さえになります。
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 最近のキット組み立てでは何らかの形でキャブを分解できるようにする例が多く、一番多いのは屋根を取り外し式にする方法のようです。この方法だとキャブ内部の塗装、機器の追加工作ばかりでなく、ボイラーからの各種配管をキャブ内にまで持ってくることができ、より細密感のある工作ができます。私の場合はこれまでいつも後妻板の取り外ししか行っていません。正直、キャブ屋根をいじる自信がないからです。ほとんどの人は雨樋を利用して取り外し式に工作するようですが、私はこの雨樋の工作が苦手というか、これにかなり神経を使い、曲がらないよう屋根に取り付けるだけで精一杯、大過なく付けられたらホッとするといった状態です。ここは水平がよほど正確に出ていないと、狂いが極端に目立つと思われます。キャブの下縁の線と、窓の並び、屋根の上辺、そしてこの雨樋、これらが全て平行でキッチリ水平でなければなりません。そして上から見た場合でも両方の雨どいの平行性、それらとキャブ側板との平行性、等々、これらが少しでもずれていると、機関車全体のシルエットがぶち壊しになってしまいます。そのあたりが全く心もとない私の腕では残念ながらここの加工は少し難しそうです! いつか挑戦してみたいとは思っていますが。




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2020年6月25日 (木)

tt9プロジェクトC61キットの組立 19

 再開の始めは途中まで出来ていたキャブに取り掛かります。床板を付ける前にバックプレートをいじります。これは機関車本体の塗装をしてから、キャブ内への追加の機器とともに一緒にキャブに組み込もうと思っているのでその取付方法を思案していたのですが、ストーカーの立ち上がり管がバックプレートと一体となっているのでそこにネジを切って床下からネジ留めすることにしました。
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 こういう風に組み込まれるのですが、キャブをボイラーに固定し、塗装した後でこれを付けるつもりです。




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2020年6月23日 (火)

tt9プロジェクトC61キットの組立 18

 6月も終わりに近くなりました。山野でも春の花はもう終り、これからは夏の花の時期がやってくるでしょう。我が家の庭でも春から初夏にかけての花はほとんど散ってしまい、夏の花が開花の準備をしているようです。それにしても、今年は春から雨が少ない感じです。その割に天気が悪くて気温が上がらず、庭の花たちも心なしか元気がありませんでした。コロナ禍であまり出かけられませんでしたが、野や山ではどうだったのでしょうね。

 さて、このブログは再びC61キットの工作に戻ります。再開にあたってのひとことですが、ここまでこのキットについて私は時折かなり手厳しいことを並べ立てているかもしれません。これはあくまでも敬意を払っているメーカーの製品であるからこそ、できるだけ客観的に、などと言うといかにも私がキットの組立に熟知しているように聞こえますが、むしろ自分の力量ではついて行けない、あるいは未熟なゆえに不可解なこと、そういう点について自分が感じたことを正直に述べていきたいと考えていて、これ以降も同じような調子で進めることになるでしょう。どうぞそこのところ、ご理解いただきたく願います。
 あともう一点、このキットはほとんど日本の加工業者が製造していると聞きます。生意気なことを言うようですが、このキットの長所、問題点などを一つ一つ取り上げてみると、そこから今の日本の機械加工技術の課題や、世界レベルとの比較などが見えてくるようで、それにも興味が沸きます。もちろんこのブログでそのような問題に深く立ち入ることはしません、いやできませんが。

 ところで私は2018年の最後のブログでその年の成果とやらに言及していました。
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 そしてその時示したC61とHOのC57(写真中の未塗装のもの)は仕掛中で、来年はこれら仕掛中のものを片づけねば、というように言っています。実際C57の方は頑張って翌年なんとか完成にまで持っていくことができました。それではC61は? 実際はその年には実現しませんでした。真鍮の大型キットを終えた後、またすぐに同類のものに取り組むなどということは私には少し無理であったというのが本当のところです。その年(2019年)はその後ペーパー車体に取り組んだり、金属であっても比較的組立の容易なタンク機に取り組んだりして英気を養い、今年(2020年)早々、再びトライすることになりました。再開にあたっては前回に懲りて、多少工作のコンセプトを固めたつもりです。それらを挙げますと

・有名な2号機や20号機からは離れ、どちらかといえば自由形とする
・キット以上のデイテールは基本的に追及しないが、外部からも目立つ作用管と主台枠下のブレーキ装置だけは簡単に表現する
・上記に合わせた若干のパイピングを追加し、キャブ内のデイテールなどはその時の気分で行う
・実物との矛盾にはこだわらない 

 要するにタガにあまり縛られることなく、すこし余裕をもって楽しむということで、できるだけこの(いいかげんな?)方針を崩さないで、そうでないとまた投げ出したりしていつ完成するかが分からなくなりますから、進めていきたいと思いました。



 

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2020年6月20日 (土)

我が家の野草 その3

 下は白花のシラネアオイ(キンポウゲ科)。白花のシラネアオイは自然では珍しく、こういった花を扱っている花屋でも通常の紫色のものより高値で売られています。これはそういった山野草の店から買ってきたものです。
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 我が家に植えてからもうだいぶ年数が経ちますが、いまだにあまり増える気配はありません。

 次はミヤマオダマキ(キンポウゲ科)。春の終わり、というか初夏に美しい青い花を付けます。これは近所の家からもらってきたもの。高山に咲く花のはずですが、当家の庭では非常に元気で、たくさん増えています。オダマキには栽培種が多いと聞きますので、この増え方から察すると栽培種の可能性もあります。
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 最後にクシロハナシノブ(ハナシノブ科)
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 この花は私がまだ仕事に就いていた昔、出張で釧路を訪れた際に地元の花屋さんから買ってきました。我が家の庭に植えて以来、細々と生きているだけで枯れはしなかったもののまったく花はつけませんでした。ところがその後、私は縁あって釧路に仕事を得、その後数年経って職を終えて戻ってきたその年に初めて花を咲かせました。以来、繊細な花を毎年付けてくれます。

「人の心、花知る」でしょうか。  この項を終えます。





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2020年6月18日 (木)

我が家の野草 2

 他所から我が家の庭に移してきた花の話はまだ続きます。下はニホンサクラソウ(サクラソウ科)。日本古来の花のはずですが本州では今や大変希少になってしまったと聞きます。北海道でも今はどこにでもあるわけではありません。私は道内くまなく花探しをしたわけではないので間違っているかもしれませんが、現在では日高地方を中心にしてのみ自生しているという印象があります。
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 ニホンサクラソウは日高地方の海岸近くの林ではその縁によく見られ、希少というほどではありません。しかし、もうだいぶ以前、日高地方でも最大規模と言われるこの花の自生地の真上に高速道路が作られることになりました。表土が剥がされ、土砂が盛られるという大工事が始まりました。その工事が始まる直前に、そこから数株、持ち出したものです。もちろん、高速道工事の下になったこの花たちはすっかり姿を消し、大規模な群落は今では見る影もなくなりました。我が家へ移した株もはじめの数年は元気がなかったのですが、しばらくして元気を取り戻し、今ではほおっておいても庭で増え続けるようになりました。
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 下はそのサクラソウに交じって咲くミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科)。実はこの花の由来については私の記憶はあまり定かではありません。多分、近隣のお宅から、株を分けていただいたのではなかったかと思われます。それが今では増えて増えて、という状態までになっています。あまりの元気の良さに、ひょっとするとミヤマキンポウゲではなく、近似の外来種、たとえばセイヨウキンポウゲなのかな・・と思ったりしています。
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2020年6月16日 (火)

我が家の野草 その1

 今年はコロナ騒ぎで鉄道模型とならぶ私の趣味、野草の観察は思うようにはいきません。春から夏にかけての旬の時期がコロナにまともに被ってしまいました。自然の中での花々との胸がときめくような出会いがあまり得られなかったのは残念ですが、考えてみればこれは我が家の庭の花をもっと良く観察する機会を与えられたということなのかもしれません。

 私の庭は広さから言えば自然に比べて比較するのがどだい無理な話なのですが、その狭い場所を効率的に飾るためにはどうしても花が大きくて色鮮やかな栽培種を多く植えることになります。ただ、それらの華麗な栽培種の花に交じって目立たずひっそりとではありますがいくつかの野草も花を咲かせています。だが待てよ! どうして個人の家の庭に山野草が咲いているのか。雑草化した外来の花でもない限り家庭の庭に山野草が自然に咲くはずがないではないか? もし野草を無断で採ってきたのならそれは盗掘であり、盗掘は自然を破壊するし、だいたい刑事罰にまでなることがあります。いや、罰が下らなかったとしても、倫理的に絶対にやってはいけないことなのだ、etc・・・ 。

 今回はその辺りの説明も含めて、我が家に咲く春の山野草を紹介させていただきます。以下の写真には、もうすでに今年の花を終わらせたものもありますが、春先の花については2,3か月前の写真を引っ張り出してきて登場してもらいます。

 まず、フクジュソウ(キンポウゲ科)
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 御存じのように春一番に咲く花で、北海道ではこの花のことをマンサク(まず咲く)ということがあります。私がここに引っ越してきた40年ほど前にはこの辺の道路際、林の縁にいくらでも咲いていました。越してきたばかりの近隣の人々は新築したばかりでまだ殺風景な庭を飾ろうとこの花をその辺から採ってきては自分の庭に植えていました。実は私もその中の一人。家の裏の林から少しいただいてきたのです。当時この花はまるでタンポポのようにこのあたりを黄色に染めていましたから、皆様も、そして私も罪悪感など到底わかなかったのでした。しかし、40年たった今、この花は付近でことさら珍しいとは言わないまでも、かつてのような群落は見らなくなりました。やはり、恐ろしいのは人間の力であるということを痛感させられています。

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    エゾエンゴサク(ケシ科)
 春の比較的早い時期に日当たりの良い草原に群生して咲きます。特に上川地方や道東一体では広い野原がこの花で一面に覆われて、緑の床の上に薄青いレースのカーテンを敷いたかのような、それはそれは美しい景観を呈します。その花がわずかですが私の庭にも咲いています。でも、どうして? この花も以下の花々も野外の同じ場所から採ってきたものなのです。

 実はかつて私の家から車で30分くらいの牧場の端の窪地に小さな林がありました。そしてその林の中を清流が流れていました。狭い場所でしたがその周りが花の宝庫だったのです。春にはザゼンソウ、ミズバショウ、林の縁の日当たりの良いところにはこのエゾエンゴサク、スミレ、キケマン、そして流れの脇にはオオバナノエンレイソウ、ニリンソウ、夏になるとオオウバユリ、等々。しかし今から数年前に、牧場の拡張工事が始まりました。林の木は切られ、低地には土砂が埋められ始めました。見かねた私は、我が家に持ち帰ることができるような小さな花の株だけを何種か採ってきました。予想通りそのすぐ後、かつて林があったとは信じられないようにすっかり牧草畑の一部になり、もちろん野草は一本残らず消えてしまいました。

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  オオバナノエンレイソウ(シュロソウ科)
 このブログでもたびたび取り上げているので今更説明の要もないのですが、その時採ってきました。違った環境の土地から移したせいか我が家では今のところあまり元気がありません。とはいっても、ご覧のようにこの花の写真、いつ見ても華やかですね。私はこれこそがシラネアオイとならぶ山野草の女王だと思っています。

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 同じところから採ってきた上がニリンソウ(キンポウゲ科)、下はサンリンソウ(キンポウゲ科)です。この二つの花は比較的環境に強いとみえて札幌付近でもまだ見ることができます。我が家でも元気が良く、採ってきて以来増え続けているようで、むしろ摘み取ったりして狭い庭の管理をせねばならないことがあります。

 

 

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2020年6月13日 (土)

tt9プロジェクトC61キットの組立 17

  キャブの組立です。側板と屋根の間の繋ぎ目を半田を盛って修正します。このキットでは矢印のところに切れ込みが入っており、その部分のカーブがほかと少し違うのでここも半田を盛って、全体のカーブと合うようにやすりで削って仕上げねばなりません。
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 盛った半田をやすりをかけて修正し、最後はキサゲ刷毛で仕上げます。

 屋根の上にはロスト部品をいくつか付けますがこれは取付穴が開いているのであまり戸惑うことなく工作を進めることができます。ただ、4か所あるキャブ吊り具は自分で作らねばなりません。
 
 木の板に0.7φ鋼線を埋め込み、それをジグにして0.2φ真鍮線を小さく曲げました。
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 このように吊り金具ができました。なお、この吊り具は取説では0.3φとの指示ですが、取説の線材の指示が全般的に太いような気がしたので、できるところは一段細くするつもりで進めています。工作した後で思ったのですが、ここは単なる配管ではなくキャブを吊り上げる時の受けです。しかるべき強度が必要とされるところに0.2φというのはかえって実態とは違っていたのかな~、という気になりました。なにせ現物を見たことのない機関車、こういうところで迷ってしまいます。
 上のようにU字型に小さく曲げた細線を屋根に取り付け、キャブがだんだん出来てきました。
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 キャブができかかってきたのでそろそろボイラーに手を付けようか、というところで工作が進まなくなってしまいました。ここまであまり深く考えず、キット素組という方針で進めてきましたが、進めていくうちに徐々にその方向がズレてしまっています。たとえば上のキャブ吊り具だとか、シリンダー尻棒を付加したことだとか。果たしてボイラーはこのままやっていけるのか?

 最近のキット組み立てではたとえ素組などと言ってもボイラーの公式側に空気作用管を取り付けるのはもうあたりまえ・・・、最低限のことのようになっています。私もこのキットを組み立てる前、素組とは言いながら空気作用管のことは漠然と考えていました。しかし、いつまでたってもそれは頭の中で具体的なイメージができないままここまで来てしまいました。一口に空気作用管と言っても特定番号機のモデルでもない限り、何も考えずに作ることなどはできず、自分なりの絵を独自に描かなければなりません。一体どのような形態にするか、材料は、1/120ではどのくらいの線径?など課題が尽きなくなります。いや、それだけではなく、作用管を付けるなら、下回りも少しデイテールを追加しなければバランスが取れなくなりはしないか?などなど、疑問はあちこちに波及するばかりで、結局もっと勉強してイメージを固めなければ簡単な組立すらできそうもない、と頭の中がすっかり後ろ向きになってしまいました。そしてこのあと長い休戦に入ってしまったのです。

 

 

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2020年6月10日 (水)

tt9プロジェクトC61キットの組立 16

 ここでシリンダー、ボイラー、キャブの曲がりをチェックします。私は高度な測定器具を持っていないので、厚めのベークライト板の上でせいぜいスコヤで直角を当たるくらいしかできません。定盤があればより正確なのですが私はいまだに所有していません。
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 上の写真でa、b、dが平行で、それらがすべてcに直角になるよう調整しなければなりません。ここではdがほんのわずか右側に傾いています。しかし、写真でようやくわかる程度。これを目視で見極めるのはなかなか難しいものです。
 余談ですが、上の写真でボイラー内にモーターとギヤボックスが見えます。こうやって覗いてみると、両者の位置関係はさほど問題があるようには見えませんね。

 私が補助的に行っているのが次の方法。
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 できるだけ真っすぐな木の棒をシリンダーに乗せ、両端の高さを測ります。シリンダーの水平のわずかな狂いがすぐに明らかになります。

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シリンダー下側(主台枠に接する面の非公式側)を少し削り、それでもまだ足りないのでもう片側に薄いスペーサー(0.1t真鍮板)を入れて調整しました。



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2020年6月 8日 (月)

tt9プロジェクトC61キットの組立 15

 ついでボイラーの組立です。

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 ボイラー継板をボイラー裏にあてがって下からネジで止めます。そしてボイラー前端に煙室枠をはめ込み、写真のように針金でボイラーをグッときつく縛ってから、煙室枠を外して継板を半田で軽く留めました。
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 そしてネジを外した後に本付けします。

 なお、継板を付けた時点で、付属のボイラー用の錘は入らなくなります。TTの小さな車両で重量を稼ぐために、錘はボイラーの内径ぎりぎりに作られているようです。ということは、まともに作るとそのままでは絶対に入らないということになってしまいます。完成後にボイラーに挿入するに際しては削って小さくしなければなりません。簡単な加工ではありますが、鉛の切子をたくさん出すのはやや不快な作業です。

 次に前妻板と一体になったキャブ側板と屋根を付けます。
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 煙突とドームをボイラーに仮付けし、キャブも仮付けしてそれらしくなった上回りを下回りの上に乗せて見ます。この写真ではランボードも見えますが、これはシリンダーの上に置いてあるだけです。
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 キャブとボイラー後端はきっちりと合うように切込みが入っていて、その精度が良いので、通常は蒸機工作の中でも難しい工程の一つであるこのあたりの水平/垂直が楽に出せます。何だかだと文句を並べ立てていますが、この模型の設計者には感服します。



 

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2020年6月 5日 (金)

tt9プロジェクトC61キットの組立 14

 アース側の配線は説明書ではモーションプレートの取り付けネジに結ぶように指示されていますが、そうするとボイラーの小さいTT車輌ではスペースが狭く、上下取り付けの際にじゃまをしてトラブルが発生したり、モーターやギヤボックスが拘束された
りする恐れがあるのでモーター取付台に結びました。
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 ただ、この取り付け台はゴムワッシャを介して主台枠とネジ留めされているために通電の確実性は劣るかもしれないので気を付けなければなりません。

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 第一動輪ロッドピンとメインロッドの間隔はぎりぎりで今にも触りそうなので、メインロッドをほんの少し、目で見てもほとんどわからない程度ですが、外側に曲げています。

 これで、レイアウトに乗せて走らせてみます。テンダーには以前組み立てたC62のものを使っています。
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 問題なく走りますがモーターの位置により走行性がぐっと変わります。これまでの9600やC62と違って、このキットではモーターの取り付けが純粋な吊り掛け式ではなく、モーター軸とウオーム軸をシリコンチューブで結ぶようになっています。ベストな場所で固定したいのですが、ネジを締め込もうとするとどうしてもモーターの位置がわずかにズレてしまい、ウオーム軸との直線性が失われてしまいます。片手でモーターを持ち、もう片手でドライバーを回す、その時この小さな車両で動輪を付けたまま主台枠を固定するには本格的な工夫が必要なようです。よく言われることですが手がもう一つ欲しい! それがあればもっと簡単にできそうなのに・・・。 このあたりは小さな車両の工作の難しさかと思います。もちろん私なりの最良位置にもって行くと、走行はマアマア、スローもそこそこに効いて、大きな問題はありません。が、これまでのC62や9600に比べると走行音が明らかに大きいようです。モーター(台)取付点のほかにもう一つクッションがあるということで取付時の位置調整の難易度が一段上がったのかもしれません。

 実はこのキットに限らず、モーターとギヤボックスの最適位置での装着が私の技術的課題(難関)、言葉を変えると苦手技術と言えるようです。まあ、蒸機キットの組立で易しい個所などはそもそもないのですが、とにかく最も難しさを感じているところの一つではあります。



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2020年6月 2日 (火)

tt9プロジェクトC61キットの組立 13

 下回りにはメインロッドとクロスヘッドを取り付けます。他の蒸機キットと同じくクロスヘッドにはバルブギヤがあらかじめ組み込まれています。ここは以前のtt9のキットではHOなどと違い細かくて、取り付け時にかなり苦戦した記憶がありましたが、このキットではご覧のように吊りリンクとラジアスロッドが一体となっており、さらに矢印のところの裏側、バルブスピンドルはこれもラジアスロッドからクランク状になっているだけの一体ものです。
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 以前の経験からこの部分の取り付けには覚悟を持って臨んだのですが、この一体化のおかげで拍子抜けするほど簡単に装着することができてしまいした。tt9のような小スケールのモデルでは外観を見ただけではここの動きの不自然さは全く分かりませんから、これは大きな進展、工作をできるだけ省力化したい向きにはありがたいことです。
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 まだリターンクランクを付けていないのでメインロッドピンは塩ビ板で自作したワッシャーで押さえています。

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 次にモーターとギヤボックスをシリコンチューブで結び通電してみます。が、これがうまく回りません。電圧を上げていくとギヤボックスが一緒に向こう側に回転してしまいます。このメーカーのキットはいつもそうですが、ギヤボックスの機械加工の精度には常に問題があります。今回も、シリコンチューブを外してギヤボックスだけにして指でウオーム軸を回そうとすると異常に硬いことが分かります。少なくともウオーム軸受を通す孔とアイドラーギヤの軸孔は広げなければスムーズには回りません。また、今回は(も?)それだけにとどまらず内側のアイドラーギヤがうまく収まらず、モーターツールを使って少し広げなければスムーズには回ってくれませんでした。しかし、これだけで済んだので、今回は良いほうかな~。



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