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2020年1月 8日 (水)

1/120レイアウト国鉄道東本線 私の幌内機関区 1-2

 機関区の製作にあたって私がイメージしたのは新得機関区です。新得機関区は狩勝峠を越える国鉄線が旧ルートを通っていた時代に峠越えの補機の基地となっていた十勝側のふもとの機関区でした。旧ルートが現在のルートに切り替えられる昭和41年までは常時十数両のD51と数量の9600が所属しており、文字通り、根室本線中ほどに位置する要衝でありました。
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狩勝旧線 GUIDE BOOK(狩勝高原エコトロッコ鉄道) より

 新ルートは無煙化路線となったため蒸気機関車は使用されることがなくなり、切替工事が完成した昭和41年からは直ちにこの機関区の存在意義はなくなりました。したがって現在新得機関区に関して残っている資料は北海道の機関区の中でも極端に少ないところです。なぜならSLブームがおこり、内地から大量のファンが北海道に押し寄せたのが昭和40年代の後半ですが、この機関区はそれ以前に消えてしまったからです。ネットで調べようとしてもこの機関区に関する当時の情報はあまりありません。

 今回この機関区を参考にするにあたり、旧狩勝線の途中にかつてあった新内駅跡にある狩勝高原エコトロッコ鉄道を訪れることにしました。

 私の住んでいる道央からは道東自動車道を利用してトマムまで行き、そこから道道1117号線を経由して国道36号線に出て狩勝峠を越えます。昔に比べるとずいぶん近くなりました。峠からの十勝側の展望は今でも根室本線時代と同様素晴らしく、よく目を凝らしてみると旧線の線路跡がかなり明瞭に見えるところもあります。
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 峠から一気に十勝平野に下りますが、狩勝高原エコトロッコ鉄道はその下り坂の途中にあります。ここには以前にも来たことがありましたが、今回(2017/7)私のレイアウトの機関区セクション建設のまとめにあたりこの鉄道を主宰する増田秀則さんに旧狩勝線についてのお話を伺うことにしたのです。

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  エコトロッコの乗客を案内している増田さん

 増田さんと直接お話をするのは今回が初めてでしたが、地元新得でもここに詳しかった旧国鉄職員の方などはもう少なくなっていると思われる現在、旧狩勝線に関してこれだけの知見を有する人はおそらく現在ではそう居るまいと感じました。増田さんとの話の詳しい内容はここでは省略させていただきますが、その時紹介されたのが下の冊子。
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狩勝旧線 GUIDE BOOK(狩勝高原エコトロッコ鉄道編)

 一冊14、5ページほど、本というよりパンフレットといったほうが適切なくらい薄い本ですが、これに旧狩勝線時代の情報がギッシリと詰め込まれております。しかも、鉄道専門誌にあるような難しい表現ではなく、大変平易な言葉で分かりやすく解説されています。この小さな本の発行には、膨大な調査研究が基となっていることが伺い知れます。一冊300円、3冊で900円という値段はページ数から考えると高く感じられるかもしれませんが、私はこれを買ってみて決して高い買い物ではないことが分かりました。その内容を考えると、北海道の国鉄時代に興味のあるファンにとっては宝物になること請け合いです。

 私の場合もっと早くにこの本を手に入れておけばとやや悔やんだほどでしたが、しかし、この段階でも機関区セクション完成に向けて大きな助けになりました。

 



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